随想「稽古着と技」

以前、こことここに、日本の着物文化に関係する随想を書きました。主に、日本の今の着物は武術武道が育まれてきた時代のものとは違っているよね・・・普段の生活で和装するなら、今時の着物は着ていられないよね・・・と、書きました。 ...

随想「某電車内での傷害・放火事件のこと」

先日ハロウィンの頃に、都会の電車内にて仮装した男が人を刺した上に電車に放火するという事件がありました。刑法犯罪や凶悪犯罪は減少の一途でありながら、時たまこういう事件が起こっては世間を騒がせます。国力衰微の一途を辿る日本に...

随想「同調と調和」

先日の随想で、ノーベル物理学賞を受賞されることとなった真鍋教授のことを取り上げました。 そこでは、「日本人は調和を重んじるが、私は調和を重んじる生き方ができないから、日本には帰りたくない」旨の発言に胸を痛めたわけですが、...

随想「頭の下に体がぶら下がっている」

今回は最近意識している姿勢に関する技言葉について書いてみたいと思います。 稽古を少し積んでくると、掴まれた時に踏ん張ることでなんとか、びくともしなくなって、よしよしと思う時期・段階があります。しかしその状態は、相手はこち...

随想「姿勢」

先日、黒川先生のところで稽古納めをしてきました。こちらではコロナで稽古をお休みしているため、久しぶりの稽古でした。 そこで、ある方が、「最近、前以上に姿勢の大切さを感じている。」と言っていて、具体的には「自分では反り腰だ...

随想「とらわれ・・・」

トラ割れ・・・Why tiger brake in two? いやいや・・・「囚われ」です。 武道を稽古していると、「相手に囚われるな」とか「敵の武器を凝視してはいけない。囚われるから。」とか、よく言われます。合氣道でも...

随想「高専の思い出2」

私が高専の4・5年の頃、JABEEという認定を、母校が取る準備をしていました。JABEEとは、学校の教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」や「社会の要求水準」などの観点から審査して認定する機構のようです。 印象的だ...

随想「高専の思い出」

私は工業高専の出身で、5年生の時に卒業研究というものをしました。大学でしたら卒業論文なのでしょうが、卒業「研究」でした。 その卒業研究は言わば高専生活の集大成のようなものなのですが、高専生活5年を通して成績が右肩下がりだ...

随想「木刀を振り回すなんて危ない!」

とはいつだったか、人通りのないところで一人稽古として木刀の素振りを至極ゆっくりとしていた時に、偶然そこを通りかかった人に言われたことです。まあ、いきなり木刀を持っている人がいたらびっくりしますわね(笑 さて、木刀の素振り...