随想「合氣道の精神」

合氣道開祖が合氣道に込めた精神を、開祖の高弟である砂泊諴秀師範がまとめたものです。いつ見ても何度読んでも、その時その時で感じるものの変わる、まさに鏡のような言葉です。以下に紹介します。

合氣とは愛なり

天地の心を以って我が心とし  万有愛護の大精神を以って自己の使命を完遂することこそ武の道であらねばならぬ

合氣とは 自己に打ち克ち 敵をして戦う心無からしむ 否 敵そのものを無くする絶対的自己完成の道なり

而して 

武技は天の理法を体に移し霊肉一体の至上境に至るの業であり道程である。

前回の随想にて武道・武術の術的核心がいかに困難なものか、いかに誤解しやすいものか書きましたが、開祖はさらに上の言葉を遺されています。

術だけでも遠大な世界です。道はさらに遠く・・・

精進あるのみですね。