随想「批評・批判」

武術や武道によくあるルールというかマナーというか心得というか・・・そういうもので、「他流・他武道の批評・批判はこれを禁ず」的なものがやはりありますね。
これはまあ、こと武術・武道だけに、後々に遺恨を遺しかねないからと言えます。

更に合氣道の場合、特に明文化されているわけではありませんが、他流ではなく、同門人の批評・批判や、技量の比較も同様に禁忌的な雰囲気でとらえられます。試合をしない合氣道ですから、格付け的なことは会話においてもしないのだと言えると思います。

その辺のことを最近思い出して、昨今の自分の修行具合を顧みてふと、新しい気付きがありました。それは、

他人の批評・批判をしたところで、また、他者と技の巧拙を比較し格付けしたところで、自分の修行にはまったくもって何の関係も意味もないからだ。

ということです。

さ、稽古稽古!!