随想「薙刀」

私淑する黒田鉄山先生の、薙刀の動画が公開されました。以下参照!!

黒田鉄山先生の薙刀

黒田先生の著書である「剣術精義」にて、その存在は知っておりましたが、実際の動きを見たのは初めてです。
やはり、先生の他の剣術や居合術と同じように、とんでもなく高度なことをされているなぁと感じました。

こうなると俄然やってみたくなるもので、薙刀の木刀が欲しくなりました。

しかし、動画や著書にあるものは形がちょっと特殊です。よく弁慶さんの絵で見るような一般的なものとは異なります。
どうも調べてみると、よく見る反りの強いものは「巴形薙刀」、すんなりとした反り且つ広すぎない幅のものは「静形薙刀」と呼ばれているようで、黒田先生のお使いのものは、静形薙刀のようです。

さて、静形薙刀は武道具のお店やカタログ、インターネットですら見たことがありません。そこで、木刀のメッカ、宮崎県都城市にある新留木刀製作所様に件の動画を紹介して、「こんな形の薙刀扱ってますか?または作れますか?」と伺ったところ、「こちらの薙刀は当製作所から黒田先生にお納めしたものです。」との回答。早速注文しました。

届いたものを見てみると、柄の断面が楕円形です。槍の柄は断面が真円ですが、そのあたり異なるようです。また、構えてみると、刃が反っていて重心もそちらにありますから、何もせずにいると切っ先が下に垂れ、刃が上を向いてしまいます。切っ先を上げ、刃を下に向けておくために、手の内で支えておく必要があります。

動いてみますと、長物かつ重量がありますので、軽々と振り回して使うのは無理です。むしろそんな風にして使うものではないのでしょう。まさしく、動画の黒田先生のような扱い方でないと「武術・薙刀術」にはなり得なさそうです。

うーむ、研究のし甲斐があります。精進あるのみです。